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年始挨拶周りで感じた事

ある自動車車体メーカーの話です。

A社さんのライバルは、本来B社さんなのですが、最近は、そうでなくて

A社さんの年間生産台数目標は、決まっています。その生産台数をどこで効率よく組立生産するかが、競争だそうです。

つまりA社さんの車体組み立て工場が、国内で4社(最近では、海外含むのかもしれませんが・・・)の内どこの工場が一番安く生産できるかが競争とのことでした。

中部地区で生産するコスト、はたまた九州や東北で生産するコストで最適コストで生産する流れで、長期的でなく今年の短期的な目標が実は、社内の工場間競争という大変な時代な流れということでした。ですから、調達コストの削減も競争とのこと・・・ですが、一番の大きなコストは、人件費とのことです。

ウエストニアンの一人一人が、人件費とは、どんなものかをよーく知っておく必要があります。

簡単に説明しておくと、

企業人件費は、以下の方程式になります。

一人総人件費=(基本給+手当+社会保険会社負担注意①+厚生年金保険会社負担分注意②+労災保険)×12ヶ月分+年間賞与+福利厚生費(例えば、作業服や会社行事にともなう費用や退職金積立)+社員教育費

注意①標準報酬月額×8~10%が、健康保険料です。

注意②標準報酬月額×16~18%が、厚生年金保険です。

上記は、半分が個人負担、半分を会社負担として、給与明細に明記されています。つまり社会保険料の半分は、会社が負担しています。

給与明細以上に、人件費がかかっているのです。

Tax10_02

例えば、30万円の額面給与の人の会社の人件費は、福利厚生費や教育費を除いても、最低 30万円×113.125%=約33万9千円かかるのです。

地域間競争・親会社子会社競争というべき格差競争になってしまっているのです。極端な話、社会保険だけでなくて、基本給の低いところに生産現場は、移動していくのが現在の環境です。

年始の挨拶周りからでも、現在の日本経済を取り巻く環境がくみ取れるのです。

最低賃金で言えば、

東京 850円 大阪 800円  愛知 758円 岐阜 713円

九州 福岡 701円 大分・熊本・佐賀・長崎・宮崎 653円 鹿児島 654円

東北 岩手 653円 宮城 685円 秋田・山形・青森 654円 福島664円 

いちばん安い県 島根県・高知県 652円 

日本国内でも、これだけ格差があるのです。

今先進諸国だけでなく、発展途上国でもこの格差について、社会問題となっているのです。

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